bunbun-hの日記

お気楽ブログ

④ 下田へ、そして旅行を終える(下田・天城・伊豆長岡・三島)

(旅行記の投稿順が③-①-②-④となっています)

 

 

そして、旅行4日目と最終日の5日目・・・

 

 

2016.12.26(月)

 

伊東発・・・(伊豆急行)・・・下田着

 

 

発車まで時間があったので、伊東駅前の商店街を歩く。

 

駅舎も駅前の風景も昔と変わらない。

 

商店街の中にカメラ店があった。その店のショーウィンドーに置かれた彫刻が重岡建治さんの作品であることに気がついて中に入ると、店内にも何点かの同氏の彫刻の小品が飾ってあった。

 

「元○○新聞社のN がいとこなんですけど、昨日、そのいとこの案内で重岡さんのアトリエにお邪魔したんです」

 

「そうですか。Nさんのことはよく知ってます。Nさんと重岡さんとうちの主人は、今夜、忘年会で一緒になるはずですよ」

 

そういうこともあった。最後の最後までつながっている。

 

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午前11時ごろ下田着。

 

昼食の店を求めて歩いていたら変わった店があったので入る。

 

年配の店主と話をする。

 

ここに店を構える前は、東京の六本木で店を持っていたと言う。

 

六本木の前は新宿で店を持っていて、その店ではビートたけしがアルバイトをしていたし、小説家でありその刑を執行された死刑囚の永山則夫もアルバイトをしていたことがあったと言う。

 

それから、店主は古びた写真の束を持ち出す。

 

「当時は、野球チームも持っていてね」

 

そのたくさんの写真には、旅行2日目の朝にも目にした、ビートたけし長門勇、そして、さらには、郷ひろみ水島新司(漫画家)、香川伸行(野球選手:ドカベン)・・・(もっとたくさん著名人がいたのだけど記憶が薄れていて思い出せない)・・・誰もが野球のユニフォームを着て、グラウンドやベンチに立っている。

 

「チャー(ロック・ミュージシャン)とも親しくてね。これは下田市公会堂でチャーがライブをやったときに一緒に撮ってもらった写真なんだけど」

 

食事を終えて会計を済ますと店主が言う。

 

「よかったら、夜にも遊びにいらっしゃい」

 

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昼食後は、街を歩き回る。

下田には以前にも来たことがある。

あれは、祖父と一緒に伊東の伯母の家に行ったときだった(と思う)。

前回のブログにも書いたが、当時は高校2年生だった。

一人で伊東駅から電車に乗って終点の下田で降り、そこからバスで伊豆半島の末端の石廊崎まで行った。

 

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下田は、200年以上に渡る長い鎖国の後に初めて開港された土地。

そして、あの吉田松陰が黒船に乗り込んでアメリカへ渡航しようとして失敗した土地。

(黒船には乗り込んだが、渡航を拒否された)

 

街から離れ、夕暮れの海岸沿いをひたすら歩いて、吉田松陰らが停泊中の黒船に向かって小舟を漕ぎ出した場所へと急ぐ。

 

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             (吉田松陰金子重輔の像)

 

夕食は街中の 小料理屋に入る。

隣の席の老齢の男性と話をする。

東京方面(横浜だったか)からの一人旅だと言う。

親の仕事の関係で子供の頃は広島市内に住んでいたことがあり、そのころはまだ原爆の被害の名残が(人も物も)色濃かったと言う。

江波、己斐、観音町・・・暮らしている田舎町から一番近い都市が広島市である自分にとって耳慣れた地名が続く。 

 

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その後、再び昼の店に行く。

店主と我々夫婦の3人で、テレビ番組に集中する奇妙な時間が流れる。

 

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宿泊は、いとこが薦めてくれた蓬莱館という老舗旅館。

昔は大きな建物だったが、道路拡張で小さくなったと、老齢の女主人が私に話す。

 

 

 

2016.12.27(火)

 

 

下田・・・(伊豆急行)・・・河津・・・(東海バス)・・・修善寺・・・(伊豆箱根鉄道)・・・伊豆長岡・・・(徒歩)・・・韮山反射炉・・・(徒歩)・・・伊豆長岡・・・(伊豆箱根鉄道)・・・ 三島・・・(JR東海道新幹線)・・・広島・・・帰宅

 

 

早朝、旅館を出る。

女主人が、我々の姿が見えなくなるまでずっと見送っている。

 

下田から三つ目の駅である川津まで戻って、そこからバスで伊豆半島の山中を縦断する。

バスは谷間の道を上って天城峠を越える。

天城峠には大学生のときに2度行った。

一度目は、川津からバスに乗った後、いくつもの滝が連なる川津七滝(かわづななだる)を通って峠まで歩き、二度目は伊東市から天城山を縦走して峠に下り、バスで川津へ出た。

 

 ここでも懐かしい土地が続く。

 

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                 (韮山反射炉

 

最後の目的地は、明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録された韮山(にらやま)反射炉だった。